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坐禅
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曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあります。曹洞宗の開祖である道元禅師は、「普勧坐禅儀」において、次のように述べています。
「いわゆる坐禅は、習禅にあらず。ただこれ安楽の法門なり。菩提を究尽(ぐうじん)するの修証(しゅしょう)なり」
すなわち坐禅というものは、悟りを開くという目的のための修行法ではなく、心身を安らかにする入り口であるということです。
興聖寺における坐禅の真髄は、この寺のみが持つその楚々として枯淡なる味わいです。
忙しない日々の中で、ふと心身を落ち着けたい時。悩みや苦しみから、少しだけ解放されたい時。
きっかけは何でもかまいません。心静かに坐禅を組み、自分自身と向き合う時間を作っていただければと思います。
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月例参禅会
当山では毎月2回、坐禅会を行っています。
初めての方は作法等の指導を致しますので三十分前にお越しください。
(お寺での行事が有る場合は中止)
参加費:無料(拝観料別途必要)
予約:不要
体験坐禅
随時受付しております。事前にお電話でご予約の上、お越し下さい
参加費:1,000円(拝観料別途必要)
予約:要
宿泊参禅
一泊二日、食事つきで禅寺の生活を雲水(修行僧)と一緒に体験することができます。詳しくはお問合せください。
日時:お電話にて受け付けます
参加費:3,000円〜7,000円(食事代込み)
予約:要(前日までにご連絡ください)
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釈尊成道会 臘八摂心(しゃくそんじょうどうえ ろうはつせっしん)
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成道会(じょうどうえ)とは、お釈迦さまがお悟りを開かれたと伝わる十二月八日(臘八(ろうはつ))に併せて行われる法要です。禅門では、お釈迦さまの菩提樹下(ぼだいじゅげ)の坐禅を追体験すべく、とくに坐禅に集中する期間(摂心(せっしん))を行うのが習わしです。
興聖寺では紅葉の混雑を避けて、近年は十二月の中頃に五日間の摂心(せっしん)を行い、引き続いて成道会の法要を勤修しております。
また、十二月十日は、中国禅の初祖、達磨(だるま)大師(だいし)の弟子である慧可(えか)大師(だいし)が自らの臂を切り落とし(断臂)て入門を乞うた日であると伝えられており、そのご意志を讃え、法要を修行いたします。
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日程(令和2年12月8日〜17日) |
8日九時 |
止静(坐禅開始) |
13日朝 |
開静(坐禅終了) |
15日十時半 |
成道会法要 |
16日七時〜十時 |
断臂(だんぴ)会 摂心(坐禅) |
17日十時半 |
断臂(だんぴ)会 法要 |
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一般参加者要項 |
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・摂心中は原則として専門僧堂の雲水と同じく、僧堂(坐禅堂)での坐禅、読経、食事などをお勤めいただきます。 ・興聖寺では、摂心の期間中は一切の私語を慎み、坐禅に専念することに努めています。ご協力をお願いいたします。
・長時間の坐禅となりますので、初めて坐禅する方にはかならずしもお勧めいたしません。坐禅を始めてしてみたいという方は、月例の坐禅会等にご参加をお待ちしております。
・参加費用は、参加日数の多少を問わず、献香料二万円をお納めいただきます。
・感染症拡大防止のため、参加上限人数は十人(申込者多数の時は抽選により・十一月末締切)
・足を組みやすいゆったりした着衣、肌が露出しない服装でご参加ください。
・宿泊される場合は、男性は僧堂の隣の衆寮、女性は庫院二階の洗心閣を使用いただきます。
・寝具は寺で用意いたしますが、洗面用具、寝巻等はご自身でご用意ください。
・期間中、飲酒、迷惑行為、寺からの指示に従っていただけないなどの場合は、退出をお願いいたします。(献香料は返却いたしません)
●お申込、お問い合わせ 電話0774-21-2040 メールinfo@uji-koushouji.jp
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法要・講義
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法要や講義など、ともに研鑚を深めます。
なお、以下以外にも様々な行事を修行しています。
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坐禅と法話の集い
毎月1回開催しています。(ホームページにて御確認ください。
参加費:無料
予約:不要
朝課参加
暁天坐禅、朝課勤行にご参加いただけます。
朝粥の準備をさせていただきますので、ご一緒にお召し上がりください。
日時:4と9の付く日以外 午前4時から
参加費:1,500円(拝観料込み)
予約:要(前日までにご連絡ください)
開山忌
開山、道元禅師のご命日にあわせて、法要を行います。
日時:逮夜28日 月忌献供29日
参加費:無料(拝観料別途必要)
予約:不要
略布薩
戒本を誦し、互いに自己反省し、罪過を懺悔(さんげ)いたします。
日時:毎月15日 30日
参加費:無料(拝観料別途必要)
予約:不要
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写経
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心静かにお釈迦様の教えを一字づつ浸み込ませ、心静かに写経ができます。
般若心経と延命十句観音経の手本、道具等の準備があります。
写経にかかる時間は個人差がありますが
般若心経 1時間程
延命十句観音経 15分ほどをお考え下さい。
一回千円の志納をお願い致します。 |
写経の手順 |
初めての方のみ作法説明 |
写 経 ………… 約1時間程 |
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坐禅・写経は山内行事によりお受けできない日があります。
お電話かメールにてお問い合わせ下さい。 |
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修行僧の生活とは
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…………………曹洞宗初開道場である興聖寺の修行内容を一部、ご紹介いたします。………………… |
日分差定一例 |
4時 |
振鈴/暁天坐禅 |
5時 |
朝課諷経/妙法蓮華経観世音菩薩普門品
大悲心陀羅尼/消災妙吉祥陀羅尼/般若心経
参同契/宝鏡三昧/妙法蓮華経如来寿量品
小食/日天作務/作務 |
11時 |
日中諷経/大悲心陀羅尼/仏頂尊勝陀羅尼
中食/作務/行茶/作務 |
17時 |
晩課諷経/大悲心陀羅尼
甘露門又は金剛般若波羅蜜経
薬石/開浴/夜坐 |
21時 |
開枕 |
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作務 |
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修行道場では掃除のことを「作務」と言います。 山内はもちろん、山の維持、管理もします。
3と9のつく日は、特に念入りに掃除します。 |
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進退ならし |
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「進退」とは法要中の作法や動き方のことを言います。 代々受け継がれた古式を覚えます。
お経の読み方、導師の作法等を練習、実践します。 |
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講義
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経典の内容、声明の練習。
人権学習や、法話の仕方等を当山の役寮が指導いたします。 |
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年分行事
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1月初旬 |
大般若祈祷 |
9月上旬〜中旬 |
特別作務期間 |
2月1日〜14日 |
涅槃会略諷経 |
9月26〜28日 |
開山忌 |
2月15日 |
涅槃会 |
10月某日 |
茶祭り 茶筅供養 |
2月某日 |
初午諷経期間 |
10月5日 |
達磨忌 |
2月〜3月某日 |
特別作務 |
12日1日〜5日 |
臘八攝心 |
4月8日 |
降誕会 |
12月8日 |
成道会 |
5月13日 |
楞厳会啓建 |
12月9日 |
断臂摂心 |
8月13日 |
楞厳会満散 |
12月31日 |
除夜の鐘 |
8月16日 |
盂蘭盆会法要 |
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持ち物
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上山威儀 |
袈裟文庫、応量器、龍天軸、涅槃金、手甲、脚絆、草鞋、網代傘 |
書籍経典 |
曹洞宗日課経典(宗務庁刊青表紙) 、宗侶必携、行事規範 |
法衣 |
袈裟(夏冬) 、絡子、直綴(夏冬) 、改良衣(夏) 、雑衣数枚(夏冬) 、
白衣数枚(夏冬) 、襦袢数枚、足袋数枚、襪子数枚 |
作務用品 |
作務衣数枚(夏冬) 、下着(十日分程度) 、軍足(十日程度) 、白手ぬぐい
又は白タオル、地下足袋、作無用運動靴、長靴(動いても壊れにくいもの) |
その他 |
裁縫道具、書道セット、筆記用具、白布巾、洗面用具(歯ブラシ)、
剃刀(替え刃数か月分含む) |
備考 |
標準的な内容です。ほかの修行道場とは違うところもあります |
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本山研修
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袈裟造り
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当山では立地を活かして京都市近辺の他宗派本山研修を月一回行っております。普段触れることの無い他宗の宗風に触れ、曹洞宗の宗風を改めて確認することを目的としています。
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本山研修の他にお袈裟つくり、書道練習。餅つき等さまざまな事を経験します。 |
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餅つき
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年末はお正月の準備に追われます。
お供えのお餅を、修行僧全員で作ります。 |
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